Passive+ が目指すもの | 岡山で断熱性能に特化した家 Passive+ (パッシブプラス)

「Passive+」は、Soraie ソライエ / (有)まきび住建が運営する断熱性能に特化した住まいを実現します。

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Passive+ が目指すもの


ライフスタイルとコストに合わせた、健康で快適な家づくり。
いつまでも家族みんなが「ほっ、」とする空間をご提案します。

1.いつまでも家族が健康で快適な家づくり

家の主役は家族ひとりひとりです。住まいはその家族がいつまでも笑顔で快適に暮らせるものでなくてはなりません。その家づくりではデザインや間取り・家事動線や収納力、さらには家具や家電など、重要なものはたくさんありますし、それはご家族ごとライフスタイルごとで異なるものであります。
それでも共通して大切なのは、「住まいが家族の健康と快適さを守るもの」であることではないでしょうか。

快適さももちろん重要で、家に入った瞬間「寒いっ!早くエアコン付けなきゃ」と思いながらドアを開けるのと、「お、やっぱり家は暖かくて、「ほっ、」とするな」と感じられるのでは大違いです。
ですがそれ以上に家の中の温度差は(たとえば暖かいリビングと寒い脱衣・浴室など)、ヒートショックを生み、毎年多くの方が脱衣・入浴中に亡くなったり・重い障害を残したりしています。

グラフ① 入浴中の自己月別発生率
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このグラフは毎年の入浴中に亡くなられる方を、月別に表しています。真冬の寒い時期に非常に多くの方が亡くなられている事がわかります。なんと毎年17000人以上の方がヒートショックを起因として亡くなられているという統計があり、これは交通事故で亡くなられる方よりも多い数字です。

インフルエンザなどのウイルスの予防や食品の産地や添加物、交通の安全や街灯の安全はすごく多くの方が気になされますが、冬のヒートショックの恐ろしさはあまり意識されないことが多く、それどころか「少し我慢する位じゃないと体が弱くなる」「四季を感じて体に良い」などと医学的に根拠のない事を言われたりもします。

我慢は出来ても、血圧の上昇など体にかかる負担は抑える事は出来ません。
家族がいつまでも健康で快適に暮らすために。家族の体を守るために。ヒートショックの少ない住まいはとても大切な事です。

2.健康で快適な家づくりを惑わせるたくさんの「言葉・数字」

家づくりを考え始めると非常にたくさんの省エネ・断熱に関する「言葉や数字」が出てきます。「省エネ等級4」「高気密・高断熱」「パッシブデザイン」「ゼロエネ住宅」「ZEH」「遮熱」etc・・建築業界に居ても全部理解しにくいほど、たくさんの言葉がずらっと並びます。
どれもが素晴らしく良いものとして宣伝されており、実際に良いものでもあるのですが、それが「宣伝文句」となり、「省エネ等級4だから大丈夫です」「ゼロエネだから省エネで暖かいですよ」のような漠然とした表現と、宣伝として単体で使われてしまいます。それが本当に「快適で健康な家づくり」を難しくしています。

例えば、「パッシブデザイン」は住まいが太陽や風などの自然のエネルギーをコントロールできるようにする大切な設計手法ですが、国が定める断熱性能(等)を表す「省エネ等級4」とはまったく関係のない話です。「高断熱」も非常に重要ですが、どこからが高断熱で、どのくらい高断熱なのか割と曖昧ですし、ゼロエネ・ZEHなどの家が消費するエネルギーの話と単純に比較できるものではありません。

このように商売なので当然なのですが、「言葉・数字」が切り取られて、宣伝文句となり単体で用いられて、更に単体で持ち上げられるので「結局何が良いの?」「何が正しいの?」と非常に難しくなっていきます。

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3.でも健康で快適な家づくりの為に必要な「言葉・数字」

それならば、そんな「言葉や数字」は気にしないようにしましょう!
・・・では健康で快適な家づくりは出来ません。

健康で快適な家づくりをするには、「パッシブデザインされた間取りで」「断熱性能を高めて」「気密性能を高くして」「換気や設備を検討する。」事が重要です。
さきほどと同じですか?違います。
ひとつ単体が良くても意味がありません。それはどれもが欠ける事なく、トータルの性能を高める事が非常に重要になってきます。
そこではじめて先ほどの「言葉や数字」が重要で必要になってきます。

どの位の断熱性能なのかを表す指標として Ua値
どの位の気密性能なのかを表す指標として C値
家が使う・作るエネルギーを表す指標として 一次エネルギー消費量
パッシブデザインを表す指標として 夏・冬の日射取得量や通風

この「言葉・数字」で家の性能を客観的に分析し、「どのような性能の家にしていくのか」をコントロールしていきます。

例えば断熱性能を考えるなら、どの位の断熱性能が必要なのかが重要になっていきますので、断熱材や窓を計画するさいに、この「Ua値」を検討します。

グラフ② 外皮性能

これは断熱性能(外皮性能)を表します。家の外皮、その名の通り皮で、家のダウンジャケットジャンパーだと思ったらよいのでしょうか。数字は熱が逃げる量を表しているので、数字が小さければ小さいほど熱を逃がしませんし、大きければ熱が逃げやすいということです。ご覧のように、省エネ等級4(最高等級)は、外皮性能でいえば0.87(6地域岡山の場合)なのですが、これを満たす。というだけでは、断熱性能はそんなに高くないのはご覧の通りです。「高断熱です!」ではなく、この「言葉・数字」を使って、どんな断熱性能なのかを理解していくことが、重要になってくるということです。

※日本全国8地域に分けられて、省エネ等級(やHeat20)は地域ごとに目標基準が違います。同じ等級4でも北海道なら0.46 ないとだめ、岡山なら0.87 でokとなります。

4.健康で快適な家づくりとコストバランス

「すごく高いけど、暖かい健康住宅」「すごく安いけど、寒くて不健康な家」どちらが良いですか?
こんな2択なら、お金をたくさん持たれている方なら前者を選ぶでしょうし、一般の方はどちらも買わないですよね。
確かに3の断熱のグラフを見て頂ければ解る通り、性能を上げようと思えばいくらでも上がっていきます。そしてコストもどんどん上がっていきます。なので「一番右しか認めない」となれば、確かに「すごく高いけど、暖かい健康住宅」しかなくなってしまいます。

ですが、住まいはもちろん「健康で快適である」のは最重要だとは考えますが、間取り・デザイン、収納・動線、家具・家電など、他にも重要な要素はたくさんあります。さらに家は作って終わりではなく、「暮らす」ことが始まります。ほとんどの方は暮らしながら、住宅ローンの返済ももちろんあるでしょう。暖かくて省エネになったけど、苦しいほどの返済に追われるのでは、けっして「幸せに暮らす」ことにはならないと思います。

健康で快適な家づくりは、たくさんお金をかけないと無理なのでしょうか?
Passive +では、ライフスタイルやコストごとの健康住宅があると考えています。
もちろんいくら安くても、隙間風だらけで、ヒートショックで倒れるような住まいは駄目で すが、「暖房が無くても暖かく、家中の温度差のない家」だけが、健康で快適な家づくりで はないという事です。

画像のような天秤だと、単純にお金をかけた分暖かくなるようですが、実際はそんなに単純ではありません。実際は暖かさを求めれば求めるほど、3つお金を乗せないと、1しか暖かさが上がらなくなっていきます。(逆に最初はお金を1乗せると、3暖かさが上がっていきます)また掛けるお金と光熱費ですが、ある程度の温熱性能までは毎月の光熱費低減でお得になっていきますが、ある水準を超えると、掛けたお金は回収出来なくなっていきます。(そこからはお金に現れない快適さを求めます)それと「エアコンが無くても暖かい家でなければならないのか、エアコンを入れたら家中温度差が少ない家で良いのか。それは何度までなら許容できるのか」ここまで来ると、これは価値観や個人差にも大きく影響してきます。

Passive +では、断熱・気密・工法・換気をそれぞれのライフスタイルとコストごとに検証 し、使用する材料や工法を選定して3 つのゾーンに分けてご提案します。
「すごく高いけど、暖かい健康住宅」だけではなく、「ライフスタイルとコストに合わせた 健康で快適な家づくり」です。

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5.Passive +が目指すもの

Passive +が目指すものは、健康で快適な家づくりです。でもそれは、「すごく高いけれど、健康で快適な家づくり」ではありません。「ご家族ごとのライフスタイルと許容できるコストに合わせた、健康で快適な家づくり」です。
そして重要なのは断熱材が何か、気密がいくらで、ガラスがペアかトリプルかではなく、トータルバランスの良い家の性能です。
更に言えば、住まい手であるご家族にはそんな数字すら重要ではなく、「どんな暮らし方をしたいのか、この家はどんな住まい方が出来るのか。」をご理解いただく事ではないかと思います。

設備や建材は日々進化しています。リノベーションとして外壁と屋根を塗って、床を貼ってクロスを貼り換えて。これに最新のキッチンやユニットバス、洗面トイレを変えれば見た目は新築と一緒になります。中古市場にたくさん出ています。ただ温熱環境はほとんどが昭和50年代のままである事が多いです。残念な事ではありますが、上記のような見た目の更新は費用対効果が高く、更新しやすいから当たり前のことでもあります。
それに引き替え断熱材・窓の交換は後から行うには、非常にコストがかかり、気密工事はさらに難しくなります。新築時に温熱環境を整えておけば、将来家族構成が変わってリノベーションをしようという時でも、見た目だけではなく「本当のリノベーション住宅」となります。

Passive +
どんな間取りもデザインも、家事動線も収納力も、設備や家具も、パッシブ性能の上にあれと思いから商品名としています。
※パッシブ性能(エネルギーを使わない断熱・気密・日射・風などの性能)

Passive +が目指すもの
ライフスタイルとコストに合わせた、健康で快適な家づくり。
いつまでも家族みんなが「ほっ、」とする空間をご提案します。

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